鋳造の体験実習†
- 目的
これまで、いろいろな場所で鋳造の体験教室が開かれてきました。私の研究では、少し視点を変え、下記の3つの目標をもって体験教室の検討を行っております。
(1)少人数スタッフで実施する(指導員が1名でも可能な体験実習の方法を検討する)。
(2)機材を持ち運び可能なほど最小限とする(指導員が1名でも、出張で体験実習が可能な方法を検討する)。
(3)「鋳造・凝固現象」と学校の授業をリンクさせることで、学校の授業が大学の講義・研究内容と結びついていることを体感させる内容とする。
- ピューターを用いたアクセサリーの作製
図 1
体験教室のキット外観図
図 2
模型の外観図
用語の解説†
- ピューター
- スズを主成分とする低融点合金。一般的にはスズ93%程度、アンチモン7%程度。装飾品やマグカップなどに利用される。
- OBBサンド
- オイルが結合された鋳物砂、何度でも繰り返し使える。
参考文献†
REFERENCES (Review)
- 永瀬丈嗣, 柏井茂雄, 兼吉高宏, 淺野和典, 北村一浩, 日本金属学会会報・まてりあ, 61, 340-345 (2022), "金属鋳造と砂型:1. その歴史と最近の進展", https://doi.org/10.2320/materia.61.340
これまでの実績†